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掛川で、新茶の手摘みとお茶づくり体験

その日の天気や湿度、お茶の葉に残る水滴の状態などを注意深く見て行う茶摘み、思った以上にデリケートで真剣勝負な作業です。前日はあいにくの雨、朝早くから、お茶の葉の水滴が消えるのを見極めて作業開始、足下が少しぬかるんだ中、お茶の葉は朝の光に映えて、柔らかく様々な緑色のグラデーションを見せます。

掛川で新茶の手摘みとお茶づくり体験1

摘む前からお茶の葉のほのかな香りを感じるほど、生のお茶の葉は想像以上にハーブのような香りの葉。
お茶好きで茶摘みを熱望して来日したシャルロット、パリ在住でフォトスタジオを営む友人のワイフで、日常生活でも緑茶を愛飲する日本通の彼女が手際よく2つ目の芽までを摘んでいきます。

掛川で新茶の手摘みとお茶づくり体験2

摘んだばかりの生の茶葉をすぐに蒸して冷却、でてきた茶葉は、まるで香り高いお茶のお浸し、爽やかな苦みが新鮮です。

掛川で新茶の手摘みとお茶づくり体験3掛川で新茶の手摘みとお茶づくり体験4掛川で新茶の手摘みとお茶づくり体験5

この日収穫された茶葉は、モンドセレクション金賞受賞のお茶など、質の高いお茶を生産する「丸山製茶」
さんが品評会用に作りあげるためのもの、特に念入りに作業が続きます。

生の茶葉のフレッシュな青い香り、そして蒸した茶葉の苦みの甘み。ほんの数時間前に収穫した葉っぱに、単純に蒸しただけの行程で、これだけの味や香りが詰まっていることに、あらためて感動の一日でした。

協力 丸山製茶「茶菓 きみくら」 http://www.kimikura.jp/