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島野菜料理でデトックス
沖縄・知念で島野菜料理のデトックスプログラムに参加しました

初冬とはいえ日中は半袖で過ごせる沖縄、久高島を見渡せる沖縄南部、知念にあるインパラプレイスは、様々なワークショップやリトリートができる居心地のいい施設です。来年の本格始動に向けて、モニターとしてデトックスプログラムに参加しました。

リトリートとは、日常生活からはなれ、普段しないことをして自分の心身を見つめ直すこと。ここ知念は、そんな時間をすごすのに最適な場所です。

朝は起き抜けに水を飲めるだけ、冷やしていない浄水をたっぷりと体に入れてからだを目覚めさせます。

その後、日の出とともに昇る太陽の気を受けながら気功のビギナーレッスン、朝のこの時間は思いのほかからだが素直になっているものだと実感。30分くらい間をおいて、たくさんの果物と水だけの朝食、原種のバナナやドラゴンフルーツ、グアバなど、様々な南のフルーツを中心に堪能。香りのいい島バナナ、見た目に反して以外とあっさりしたドラゴンフルーツ、ちょっとえぐみもあるけれど、おなかにいいグアバなど食感も風味も様々。生の果物に含まれる酵素をたくさん摂り込むために食べられるだけ食べてOK、果物好きの私には嬉しいルールです。

その後、神々の島と呼ばれる久高島へフェリーで向かい、島を自転車で一周。美しい珊瑚礁の海岸で今も行なわれる神事、古くから土地を所有するという概念がなく、畑も家も店舗も島から借りて営むという独自の共同体、都市に暮らす我々には未知の世界観ながら、心動かされる沖縄の原風景,本来の人間の営みがひろがります。

夜は、沖縄で野菜料理のケータリングを中心に活動しているVegan-Olakino(ヴィーガン・オラキノ)の金城静香さんの料理をいただきます。農家の畑から直接買った島野菜をを使った野菜だけの料理、」今回はデトックスプログラムにあわせて、酵素の多い生野菜、軽く火を入れた野菜と玄米を中心に、油を出来るだけ控えた油抜きの調理法で仕上げたメニュー。

野菜から作った酵母を調味料として使って野菜料理に奥行きを出したり、塩や醤油、酢、きび砂糖といったシンプルな調味料が中心ながら、野菜だけで全く飽きさせない料理を次々と手際良く作っていく静香さんです。野菜料理をおいしくするポイントのひとつは、あまり多種の野菜をひとつの料理に入れ込まないことだとか。ついいろいろ入れてみんな同じ傾向の味になってしまわないよう、それぞれ単一の野菜のおいしさを生かした調味をしていくことが、バリエーションも広がるコツのようです。

夜はクリスタルボールによるヒーリングプログラムや、オプションでロミロミマッサージも受けられるという至れり尽くせりの内容です。

翌日の朝ももちろん気功で目覚め、果物と水の朝食。なんだか体が軽くなっていきます。

今日は静香さんの料理教室、ソーミンチャンプルーなど、簡単な料理を4人で格闘。夫婦2組体制の男性陣も、40秒茹での素麺と野菜と少々のごま油だけのチャンプルーの簡単でシンプルなおいしさに感動、これからはソーミンチャンプルーは任せろ、と豪語するほど。沖縄ではえんさい、こちらでは空芯菜のナムルは、茹でて水で引き締めた後、しばらくもみこんでぬめりを出すことで、油を入れなくてもしっとりとした食感がおひたしとも違うので目からうろこです。

ひじきが驚く程たくさん食べられるサラダも、しいたけと昆布でとっただし、しょうゆ、きび砂糖、胡麻といういたってシンプルな調理。もどして茹でた大豆を少々のにんにくと塩で炒った炒り大豆は、食べ始めたらとまらないおいしさ。これらのシンプルなおかずを、えびすめ昆布と一緒に炊いた玄米とともにいただきます。デザートは島バナナのキャセロール。りんごの香りの自家製リキュールに漬けたドライフルーツをのせ、アセロラで造った酵母と米飴で風味漬けしてオーブンでグリル。おいしさが引き合うとはこういうことか、と気付かされます。

今回のプログラムはあくまでもモニター用につくられたものですが、これからまたいろいろなコンテンツを加えながら充実していく、インパラプレイス、そしてヴィーガン・オラキノにますます期待したいところです。

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