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秋の恵み・パリのマルシェの話

今年の秋は季節外れの台風が上陸したり、10月だというのにTシャツ1枚で歩けそうな日があったりとあまり秋らしい爽やかなお天気を感じられない気がしていましたが、最近やっと秋めいたお天気の日が続いていますね。“きのこ、じゃがいも、さつまいも、栗、梨、ブドウ、無花果、色とりどりに店先に並ぶ“秋の味覚”の多さに心躍らせるこの季節。寒くなるちょっと前のこの時期は私の好きな季節です。朝市で手に入れた “無農薬、朝取れ野菜”を味見、野菜本来の味を再確認、この野菜をどう使おう、何と組合わせようと構想が一気にが膨らみます。

有機野菜の朝市といえば・・・私の好きな街、パリ市内のマルシェでも近年“BIO野菜”のブースが確実に増えています。その時のマルシェ散策の話を少し・・・・パリには至る所に大小いろいろなマルシェがあり、マルシェ好きの私には羨ましい限りです。野菜たちの素材の味を食べてみたいと言う思いが募り、ここ数年私のパリでの活動の基点はキッチン付きのアパルトマンになっています。朝少し早起きしてショッピングカートを引きずって早速マルシェ散策です。

秋の恵みのきのこを発見、ジロール、セップ、シャンピニオンに交じって椎茸(Chi Takeと表示されていました)も存在感をだしてラインナップ!!ジロールはアパルトマンに帰って秋の香りのソテーになり、色とりどりのじゃがいもはほっくり茹でられ食卓に並びました。続いて紫色の鮮やかなカリフラワー、鮮やかさに思わずシャッターを。農業国フランスの野菜は野性味があり、味が濃くてやっぱり美味です。初めて見る形や色の野菜も見つけられるかもしれません。どうやって食べようか・・・・・構想が膨らんでくるはずです。

最後にもうひとつマルシェをご紹介。マレ地区のパリで最古と言われているマルシェ“Des Enfants Rouge”、ここは小さいスペースにイートインのお店が並び大賑い。マルシェで売られているBIO野菜を使ったスープ、タジンを使ったモロッコ料理や日本人オーナーの作る丼がある日本料理、多種多彩な料理が一挙に楽しめるマルシェです。地元の人たちに混じってマルシェでのランチも楽しいのでは・・・・

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